2018/07/05
TOP > ニュース > デジタルゲージ(接触式変位センサ) 「アブソリュート方式 SAシリーズ エア駆動タイプ」登場 -自動測定の機構設計の簡素化が可能に-

2018年07月05日

シチズンファインデバイス株式会社(本社:山梨県南都留郡富士河口湖町、社長:近藤 隆造)は、製造工程内の自動検査ラインで寸法を計測するデジタルゲージ(接触式変位センサ)の新製品として、機構設計の簡素化を可能にする「アブソリュート方式 SAシリーズ エア駆動タイプ」を発売します。

 

デジタルゲージ(接触式変位センサー)
「アブソリュート方式 SAシリーズ エア駆動タイプ」

■モデル数 2モデル型式

  • SA-S110PD (最小読取量 0.1μm )
  • SA-S510PD (最小読取量 0.5μm )
■発売日 7月10日
■価格 SA-S510PD 78,000 円+税   SA-S110PD 110,000円+税

 

         

デジタルゲージ(接触式変位センサ)は、測定物に測定子が触れたときのスピンドルの動き量を内部のセンサで読取り、数値化する測定器で、主に高精度の測定が必要な製造工程内の自動化ラインで用いられています。2015年発売以来、正確性と耐久性(従来製品の約20倍向上)で好評を得ているSAシリーズは、アブソリュート方式の採用により、ミスカウントしにくい、原点合わせが不要などの特長を持っています。

新製品は、エア駆動を採用しました。現在の標準品は変化量を測るためのスピンドルは自然状態では押し出されているので、計測する際、スピンドルを上下させるには、エアスライド等の機構を別途設置する必要がありました。今回の新製品は、エアのON/OFFによりスピンドルを上下(エアON時に伸長)することができるため、エアスライド等が不要となり、従来品と比較して、コスト、設置スペースの削減になると共に、自動化ラインでの高速測定も可能になりました。

主な特長

  • エア駆動の採用により、機構設計が簡素化され設置スペースの削減が可能
  • ミスカウントをしにくいアブソリュート方式の採用により値飛びリスクを回避

用途・実用例

製造工程内の自動検査ライン(部品切削、研磨、切断、組立など)

使用される業界

電子部品業界、自動車部品業界、ベアリング業界

仕様

型式 SA-S510PD SA-S110PD
測定範囲 10mm
最小読取量 0.5μm 0.1μm
指示精度(P-P)※1 2μm 1μm
測定力※2 1.5N~3N
使用圧力範囲 0.05~0.12MPa
質量 約80g
耐圧 0.2MPa
使用温湿度範囲 -10~55℃
35~80%RH
(結露および氷結なきこと)
保存温湿度範囲 -20~60℃
35~80%RH
アース方式 コンデンサアース
ケーブル 別売 オプション
測定端子 セラミック球 直径3.175mm

※1 仕様値は周囲温度20℃時の値です。

※2 供給エア圧により、変動します。

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